富士山山スキー
skiing from the peak of Mt. Fuji


2002,5,12に 念願であった日本一の富士山山頂よりのスキー滑降をすることができました。
積雪期の富士山頂へはこれまでに3度登っていますが、頂上からのスキーは始めてでした。

昭和30年頃富士山麓のスキー場で滑ったことはありました。
当時お米を持っていって宿泊代の変わりに渡したら宿の人にとても喜ばれました。
まだお米が貴重品だったのです。

日本ヒマラヤ協会の合宿では麓の一合目から登頂しましたが、今回は私の所属する三峰山岳会の仲間と自動車で富士の宮口コースの新五合目まで行って、そこの駐車場にテント泊し、翌朝7時からスキー兼用靴を履いてスキーの板を担ぎ頂上をめざしました。
私は山スキー、二人はテレマーク、二人はピッケルにアイゼンの縦走スタイル、一人はジョギングシューズでストックを使ってのグリセードによる下降という変則6人パーティーでした。





8合目附近を滑降中の私 myself skiing down in Mt. Fuji



佐藤明氏(上部)と私(中央)グリセードで下りた山沢さんによる撮影




月11日と12日はそれまでの天気予報では雨の筈でしたが、幸いに11日に麓で少し降られただけで、12日の下山の時にはガスが六合目くらいから上に昇ってはきましたものの、風も殆どなくスキーをするにはもってこいの好天気に恵まれました。
ただ例年に較べて今年は積雪が少なく、五合目の駐車場から見たところでは全山くろぐろとしていてとてもスキーが出来るようには思えませんでした。
途中で会った人からもどこで滑るのですかと聞かれて返答に困りました。
岩と砂利の登山道を登山靴ならず歩き難い山スキー用靴でよろめきながら登っていましたら、7合目あたりから雪渓が現れてほっとしました。
実際には上部には雪がまだ十分に残っていて、雪質もよく、頂上直下から7合目あたりまで、雲を眼下に見ての快適な滑降が楽しめました。
68才にして長年の夢が叶い、おおいに満足をしたところです。

もう来れないでしょうが、これで思い残すことはないとパートナーに話しましたら、そのようなことを言わずに又来ましょうと言われしまいました。

かっては若者を引っ張る気持ちでこの山にも登ったものですが、火山岩の上を足首を固定した靴では歩き難く、担いだスキー板なども重くて、今回は多くの登山者にあとからあとから追い抜かれるありさまでした。
若いパートナーに迷惑をかけたみたいで、そろそろタイムリミットが来たことを再三ながら認識させられた次第です。

雪上のスキーは快適でしたが、板を外してから石でごろごろした下山道を下る時には登り以上に難渋させられました。
下山をして靴を履きかえる時に気が付いたのですが、靴のバックルは緩めていたものの靴の上から足首を締めていたバンドががっちりと効いていました。これでは足首が自由にならず岩に引っかかって転倒の恐れがありました。危険なことをやっていたわけです。反省

車の渋滞を恐れて、今回は残念ながら温泉行きは中止となりましたが、町まで下りて、ラーメン屋で飲んだビールの旨かったこと。いつものことながら、至福を感じるひとときでした。







バックに富士山頂が見えています
with the peak of Mr. Fuji for a background






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